第8回秋季カンファレンス大会in名古屋 報告
大会長 河内 洋順
2016年10月16日 名古屋のウインクあいちにて国際歯周内科学研究会 第8回秋季カンファレンス大会が開催されました。
今回のテーマは「みんなで参加 歯周内科」
歯科医師向けの内容と歯科衛生士向けの内容に分けて開催しました。
より専門性の高い内容にすることで、受講された先生、歯科衛生士さんが「いま本当に聞きたいこと」をお伝えできたと思います。
2会場合わせて98名の参加 誠にありがとうございました。
○カンファレンスA(歯科医師向け)午前の部○
鷲沢直也先生
歯科ITの第一人者である鷲沢先生の講演でした。
流行っている歯周内科歯科医院のホームページはどう工夫されているか?
ホームページ作成においては素人である院長先生にありがちな
「ホームページでは、これはやってはいけない」
という事例を分かりやすく教えていただきました。
ホームページをこれから作る先生や新しくされる先生にとても有益な情報を頂きました。
○カンファレンスA(歯科医師向け)午後の部○
パネルディスカッション
今、会員の先生方が一番興味のあるところは、どうしたら自院にリアルタイムPCR検査を取りいれることができるかだと思います。
パネルディスカッション形式で行い、意見を交わしました。
最初の会員発表では歯周内科を取り入れ新規開業し4年目の大澤良先生が話されました。
顕微鏡やカウンセリングを研究会のパワーポイントを用いてしっかりと患者さんを教育されておられました。その手腕は素晴らしくまさにロケットスタートの開業をされています。
次の発表は歯周内科歴の長い屋代哲先生の発表でした。
歯周内科のベテランの先生らしく、リアルタイムPCR検査への患者さんへのアプローチがとてもお見事です。口臭検査を取り入れて患者さんに説明することで顕微鏡とリアルタイムPCR検査への自然な流れが出来ています。
お二人の先生の課題・疑問点にパネリストの津島克正先生、福重真佐子先生にお答えいただきました。
○「歯原性菌血症」について講演○
津島克正先生
歯原性菌血症の概念をわかりやすく説明していただきました。そして患者さんへの強力なアピールになるとともに、混合診療問題の解決の糸口になることを教えていただきました。
○カンファレンスB(歯科衛生士向け)午前の部○
福重真佐子先生
歯周内科治療は歯科衛生士さんの活躍があってこそなり立ちます。
「院内での仕組み作り」について講演していただきました。
○カンファレンスB(歯科衛生士向け)午後の部○
塚本高久先生
○症例検討会○
多くの症例の中で問題となってくるのは、口腔内の状態が維持できず菌の再増殖が起きている症例です。長期に臨床の中でこのような予後不良な症例がどう経過して、それに対しどうアプローチしたかをお話しいただきました。
今回 分科会にしたことで、
「AもBも聞きたかったけど、一緒に歯科衛生士さんとBを聞いた。」
「Bの内容を医院の歯科衛生士さんに聞かせたい」
「秋季カンファレンスに行きたかったけど、都合が合わずに行けなかった」
という先生が多数お見えでした。
そんな先生の為にDVD販売のご用意があります。院内勉強会やわからない時になどご活用ください。(A,Bの2枚組セット販売となります)
皆様のおかげで無事に開催することが出来ました。ありがとうございました。
2017年4月16日には大阪で学会が開催されます。
2017年10月15日には東京で秋季カンファレンスが開催されます。
こちらも素晴らしい講師の先生が講演される予定になっています。
皆様の参加を心よりお待ちしております。
第8回秋季カンファレンス大会長 河内 洋順