津島先生の就任挨拶

このたび、9月1日より生田図南先生の後任として、一般社団法人国際歯周内科学研究会の代表理事を引継ぐこととなりますことをご報告申し上げます。1700名以上の会員の先生方の代表となることは、大変光栄なことですが、その重責に身の引き締まる思いがいたしております。

現在、当会会員数は1700名を超えております。これは、いかに歯周内科治療が患者さんや先生方に支持されているかの現れであり、また、歯周内科を世に知らしめた生田先生の偉業、それを支えてくださった会員の先生方のおかげだと思います。

これからも歯周内科治療は多くの方々に支持され発展していくことと思います。これまで会は「生田セミナーOB会」の延長線上にありましたが、より多くの患者さんや先生方の助けになるよう、今後は「学会化」を目指し会を発展させることを理事会で決議しております。

私や現理事、評議員も就任して以来、会務運営のお手伝い、歯周内科学の研究、セミナーや講演会を通しての歯周内科治療の普及活動に務めてまいりましたが、今後は理事評議員の人数を増やし、組織を磐石なものにするべく、組織改革を行う必要があります。そのために、生田先生には今後、顧問という形で会をサポートしていただくこととし、学会化の推進を含め、会務に関しては私が担当させていただくということで、代表理事を引き継ぎさせていただきました。

今後、「学会化」がひとつのキーワードとなり会は運営されていくと思いますが、それは、
会員の先生方の技術や研究、疑問などをよりオープンに会の中で共有できる組織にしていきたいということです。「研究」や「論文」というと、なにか臨床からは離れてしまうように感じますが、「ジスロマック・ハリゾンの二剤併療法」を中心に、より臨床的にさまざまな治療や考え方を、先生方とともに模索していきたいと思っております。

私にとって代表理事の務めは身に余る重責ではありますが、会の発展に全力をつくす所存ですので、会員の皆様には今後とも研究会の発展にご協力をいただきますようにお願いを申し上げ、代表理事就任のご挨拶とさせていただきます。

2012年9月吉日

一般社団法人 国際歯周内科学研究会 代表理事 津島克正