第7回国際歯周内科学研究会秋季カンファレンスを終えて
2015/11/18
大会長 森浦 弘行
今年で第7回となりました国際歯周内科学研究会秋季カンファレンスは、秋晴れのもと大阪城を眼下にするOBP(大阪ビジネスパーク)内のクリスタルタワー20階会議場で行われました。
当初75名の定員で募集を開始しましたが、早い段階でキャンセル待ちとなり、急遽定員を100名といたしました。それでも希望された先生方の全てをお受けする事ができず、大変申し訳ない気持ちで一杯です。会員の皆様の歯周内科に対する熱い思いを感じる事ができました事、心より感謝申し上げます。
カンファレンス前半は中国上海にあります同済大学の歯学部附属病院院長、王佐林先生の「上顎臼歯部のインプラント修復」についての御講演でした。
当研究会にとりまして、初めての海外演者による講演です。中国の歯科医療の著しい発展を目の当たりにする思いでした。
午後からは、カンファレンステーマ「Back to the 歯周内科」の通り、3講演全てが内部講師による歯周内科に絞った内容となりました。
代表理事の津島克正先生には、演題「歯周内科治療長期症例報告」除菌後10年間のリアルタイムPCR検査での追跡調査の御講演。
当会常務理事の生田図南先生には「歯原生菌血症」との演題で御講演いただきました。
最後に評議員をされております米崎広崇先生は演題「歯周内科治療現在までの取り組みと次の一手」の御講演でしたが、数々の問題に試行錯誤を繰り返し、真正面から、正に格闘し続けた先生のお話でした。若林歯科主任衛生士、山脇 明夏さんのお話も素晴らしかったです。
いずれもリアルタイムPCRのスムーズな導入と運用の実際について、大変参考となる素晴らしい御講演でしたので詳細を是非DVDでもご覧ください。
最後に理事の先生方、サポートしていただいた評議員の先生方、運営に携わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。