第14回 国際歯周内科学研究会 東京学術大会 開催
2016/4/17
大会長 武藤直広
2016年4月17日(日)に東京は品川、コクヨホールにて第14回 国際歯周内科学研究会 東京学術大会が開催されました。
今回のテーマは「歯周内科NEXT」ということで歯周内科治療の発展系や薬物療法に関する次の一手ということで素晴らしい3名の演者の先生方に来ていただくことができました。
大会長の挨拶の後、当会顧問の藤本孝雄先生のご挨拶をいただきました。
今回の保険改正についてのご助言をいただけました。
会員講演 医療法人社団 つじむら歯科医院 理事長 辻村 傑先生「全身の健康を考慮に入れた、非外科的歯周治療の実践 ~生体総菌数を考慮に入れた手法が歯科医療の流れを変える!~」
トータルヘルスプログラムについてお話しいただきました。先生の著書「トータルヘルスプログラムによるストラテジー」が1月に発刊されたばかりですのでその一端を見せていただけたとても内容の濃い発表でした。プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて歯科医としての食というものも考えさせられる、歯周内科NEXTにふさわしい素晴らしい内容でした。
特別講演 鶴見大学歯学部歯周病学講座 教授 五味一博先生「歯周病薬物療法を再考する」
エビデンスに基づいた歯周薬物療法の最新の考え方をお話しいただけました。我が研究会でよく使用されるアジスロマイシンの基本的な性能を再びしっかりと知識としてまとめることができましたし、今後の薬物の使い方という点でとても示唆に富む内容でやはり薬物を使用するときには相応の理由なくしてむやみに使うことは改めて危険だという認識をすることができました。
お昼にはポスターセッションとランチョンセミナーが開催されました。
セッション会場は今年もすごい人数となりました。8医院の生の声が聞こえるとあって熱気にあふれており演者の方と積極的な議論が交わされていました。
会員講演
なかい歯科クリニック 院長 中井 巳千代先生には「光と水のサイエンス~POICオフィスプレミアムによるインフェクションコントロールの実際」
POICオフィスプレミアムとレーザーを効率的に使い、薬を使わない治療法でのインフェクションコントロールについてフルマウス・ディスインフェクションによる薬を使わずに短期的にインフェクションコントロールをすることによってもたらされる患者利益を感じますともに薬を使わなくともしっかりとインフェクションコントロールができればこのような結果が出せるということを発表していただきました。
先生の「登る道は違えど、目指す山頂は一緒」という一言がとても印象的でした。
認定医&認定衛生士授与式
今回は7名の認定医、10名の認定衛生士が誕生しました!
今年は岩川歯科医院さんが最優秀賞でした。
そのあと、今回の大会直前に発生してしました
熊本・大分地震について津島代表理事よりご報告がありました。
今回、被災された熊本・大分の地震に際しまして心よりお見舞い申し上げます。
今回の地震でこの学術大会に来られなくなってしまった、先生、関係者もいらっしゃいます。
被災されている方々には1日も早く元の生活を取り戻せるように願うばかりです。
国際歯周内科学研究会としても被災された方々に義援金の募集をすることが決まりました。皆様の暖かい支援をお願いいたします。
最後に司会の屋代先生より次期大会長の末廣先生のご紹介とご挨拶
今回は本会始まって以来の270名を超える参加者ということもあり大盛況で会を終えることができました。