大会長挨拶

一般社団法人 国際歯周内科学研究会

評議員 河内 洋順

初春の候、会員の先生方におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

この度、平成31年4月21日(日)にKFCホール(東京・両国)にて、第17回国際歯周内科学研究会学術大会が開催されることをお知らせいたします。昨年は福岡にて「歯周内科から拡がるケア型医療」をテーマに開催しました。

今回のテーマは「これからの歯科・歯周内科の方向性を探る」です。著名な3人の先生をご紹介します。

招待講演:「感染症としての歯周病は如何に全身疾患に関与しているか」

-脳梗塞などの循環器系疾患・呼吸器系疾患・糖尿病などの内科的慢性疾患を、歯周病を治療することで改善する-

医療法人社団 誠敬会会長 吉野敏明先生

吉野先生は江戸時代の藩医から続く11代目。鍼、漢方、メタトロンなどを取り入れた包括的治療を実践されています。医科病院の理事長、また複数の会社経営もされる多才な先生です。多忙な折、今回講演を引き受けていただくことができました。講演を聴けるのはまたとないチャンスです。

理事講演:「これからの歯科・歯周内科の方向性を探る」

国際歯周内科学研究会常務理事 生田図南先生 

生田先生は昨年セミナー開催20周年を迎えました。タイでの開業や、日本摂食支援協会の立ち上げなど、とても精力的に活動されております。今後の歯科界や歯周内科についてご講演いただきます。

学術講演:「口腔カンジダと口腔疾患の関わり」

―口腔カンジダが歯周病におよぼす影響― 

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科顎顔面機能再建学講座 

顎顔面疾患制御学分野准教授 上川善昭先生 

この度、当会学術の顧問に就任して頂いた上川先生に、口腔カンジダと歯周病についての最新の知見をご講演いただきます。

また4月20日(土)の前日セミナーのテーマは、今後歯科界で増えていく「継承」、「M&A」についてです。

講演:「歯周内科型予防歯科医院を作って成功しよう」

国際歯周内科学研究会評議員 河内洋順

2007年に義父と一緒にリニューアル開院し、予防医院を作り上げ、継承を成功した内容です。 

講演:「歯周内科型歯科医院を後世に伝えるために準備したいこと

国際歯周内科学研究会筆頭理事 塚本高久先生  

医院継承の成功だけでなく、昨年M&Aで2つ目の医院を開院された内容をご講演頂きます。 

2014年から始まったポスターセッションも毎回大変な好評を得ています。今回もたくさんの演題が集まっておりますので、ご期待ください。そして興味のある発表を聞いていただき、ぜひ発表者と交流を深めていただきたいと思います。

会員の皆様の多数の参加を、心よりお待ちしております。


東京学術大会・前日懇親会ご案内及び申込書

申込書及び詳細は下記のPDFをダウンロードしてください。

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第 17 回東京学術大会前日セミナー

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東京学術大会・前日懇親会ご案内及び申込書

本学術大会はISSAP会員、生田セミナー受講者で、事前登録いただいた方のみ当日ご参加いただけます

事前登録の方法は、
この申込用紙に必要事項をご記入の上 0969-24-1801 にFAXして下さい。

後ほど参加費の振込先をFAXにてご案内致します。

入金確認をもって本登録とさせていただき、4月初旬に受講票を郵送させていただきます。

又、前日20日(土)に同じKFCホールの「セカンド」会場(19:00~)にて、前日懇親会を開催いたします。

是非ご参加いただき、交流を深めていただきたいと存じます。

懇親会に生田先生のセミナーが開催されます

懇親会講演内容

2012年10月日本口腔感染症学会の総会・学術大会を、私、生田図南が大会長として生田歯科医院が主管で開催しました。それまで、主幹は大学や大病院が行っていたのですが、個人歯科医院が行うのは初めての試みでした。

私は、大会の成功のために、お世話になっていた藤本孝雄元厚生大臣に特別講演をお願いしました。講演の内容は「今後の歯科医療が発展していくために」でした。

藤本孝雄先生は講演内容について、厚生労働省の現役官僚にご相談され講演内容を決められました。

その講演内容には、これから歯科医療がどのように移行していくのかが明確に示されていました。そして、この7年間を振り返ると、その講演内容に沿って、歯科の点数が変化しています。

生田歯科医院はその講演内容に従って、医院経営を変化させました。それが、か強診・SPTⅡ・摂食嚥下中心の訪問診療です。

これから先はどうなるのか?それもすでに厚生労働省のHPに示されています。今回の講演ではどのようになるのかについて概要をお話したいと思います。

申込書及び詳細は下記のPDFをダウンロードしてください。

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第 17 回東京学術大会前日セミナー

学術大会前日の2つの講座を、お二人の先生から直々にご紹介いただきました。

1.「歯周内科型予防歯科医院を作って成功させよう!」 

河内洋順先生

河内洋順先生

私が2007年にリニューアル開院をした当時は、「義父と2人でやれば、医院収入が増えて右肩上がりだ」と考えていました。ところが医院が田舎に位置しているため人口が少なく、思っていたほど患者さんが増えていきま

せんでした。そこで歯周内科を取り入れた予防型の歯科医院を目指して、院内改革をしました。

歯科衛生士さんを増やし、マネジメントに力を入れ、予防歯科に特化した取り組みと医院の継承を成功に導いたお話をしたいと思います。

2.「歯周内科型歯科医院を後世に伝えるために準備したいこと」

塚本高久先生

塚本高久先生

「いつまで歯科治療をするのだろう。」

早いものでジスロマックとアムホテリシンBシロップを使った歯周内科治療が始まって20年を目前にしています。

私も2002年に歯周内科治療を開始し、歯周内科治療を中心の歯科医院を経営することにより、個人経営の歯科医院から法人化、そして分院展開と成長を続けてきました。

しかしその一方で光陰矢のごとく、自らの歯科医師人生はどんどん進み、歳を重ね、体力や健康を気にする毎日です。今、日本は超高齢化社会を迎え2025年問題が大きく取り上げられています。

歯科界も同様で日本歯科医師会会員の平均年齢は60を超え、多くの歯科医師が今後高齢化していくのは逃れられない事実です。

多くの歯科医院が廃業するでしょう。では、今このとき、歯科医院、歯科医師人生はこれからどうしたらよいのか、具体的な対策や準備、心構えはできているのでしょうか。

漠然と年月が過ぎている先生がほとんどではないでしょうか。

自らの親子承継、第三者承継、多くの親子承継歯科医院を見てきた経験から、これまでの歯科医療、歯科医院を後世にどう伝えていくのか、いつから準備すべきなのか。自らのこれからはどうすべきか、そして幸せな歯科医師人生とは・・・・についてお話ししたいと思います。

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