山下先生の就任挨拶

評議員就任にあたって

山下先生皆様はじめまして。

熊本市中央区で開業しております、山下剛史(たかひと)です。

2012年7月28日より国際歯周内科学研究会の評議員に就任することとなりました。

微力ながら全力を尽くす所存です.今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【経歴】

  • 1992年 熊本県立熊本高校卒業
  • 2000年 広島大学歯学部卒業
  • 2000年 広島市藤田歯科クリニック(現やわらぎ会歯科診療所)勤務
  • 2005年 熊本市にて「新屋敷 山下歯科・矯正歯科」開院
  • 2012年 鹿児島大学医歯学総合研究科社会人大学院入学(口腔微生物学教室所属)
  • 現在   国際歯周内科学研究会 床矯正研究会近未来オステオインプラント学会所属

【自己紹介】

1973年5月17日生まれの現在39歳。副院長である妻(大学のクラスメート)と7歳、5歳の息子の4人家族です。
歯周内科との出会いは2005年の開業直後、現在九州地区のインストラクターである花田真也先生(師匠である広島市開業の藤田和也先生の医院に学生時代に見学に訪れた際、そこの勤務医をなさっておられたのが花田先生でした)からの紹介で生田セミナーを受講したことがきっかけです。

研究会に入会後から現在に至るまで、当会所属の皆さんと同様に、歯周内科無しでは自院の臨床は成り立たないものとなっています。

今後は師匠である藤田先生から教わった咬み合わせの概念である「ニュートラル・リレーション(N.R.)」の理論と実践をセミナーを通じて全世界に普及していくこと、そして鹿児島大学での研究を通じて、大学から歯周内科治療の有効性を実証していくことを目標とし、日々精進していきたいと思っています。

セミナー等でこの顔を見かけた際にはどうぞお気軽に声を掛けてください。皆さんとお会いし、お話できる日を心から楽しみにしています。

津島先生の就任挨拶

このたび、9月1日より生田図南先生の後任として、一般社団法人国際歯周内科学研究会の代表理事を引継ぐこととなりますことをご報告申し上げます。1700名以上の会員の先生方の代表となることは、大変光栄なことですが、その重責に身の引き締まる思いがいたしております。

現在、当会会員数は1700名を超えております。これは、いかに歯周内科治療が患者さんや先生方に支持されているかの現れであり、また、歯周内科を世に知らしめた生田先生の偉業、それを支えてくださった会員の先生方のおかげだと思います。

これからも歯周内科治療は多くの方々に支持され発展していくことと思います。これまで会は「生田セミナーOB会」の延長線上にありましたが、より多くの患者さんや先生方の助けになるよう、今後は「学会化」を目指し会を発展させることを理事会で決議しております。

私や現理事、評議員も就任して以来、会務運営のお手伝い、歯周内科学の研究、セミナーや講演会を通しての歯周内科治療の普及活動に務めてまいりましたが、今後は理事評議員の人数を増やし、組織を磐石なものにするべく、組織改革を行う必要があります。そのために、生田先生には今後、顧問という形で会をサポートしていただくこととし、学会化の推進を含め、会務に関しては私が担当させていただくということで、代表理事を引き継ぎさせていただきました。

今後、「学会化」がひとつのキーワードとなり会は運営されていくと思いますが、それは、
会員の先生方の技術や研究、疑問などをよりオープンに会の中で共有できる組織にしていきたいということです。「研究」や「論文」というと、なにか臨床からは離れてしまうように感じますが、「ジスロマック・ハリゾンの二剤併療法」を中心に、より臨床的にさまざまな治療や考え方を、先生方とともに模索していきたいと思っております。

私にとって代表理事の務めは身に余る重責ではありますが、会の発展に全力をつくす所存ですので、会員の皆様には今後とも研究会の発展にご協力をいただきますようにお願いを申し上げ、代表理事就任のご挨拶とさせていただきます。

2012年9月吉日

一般社団法人 国際歯周内科学研究会 代表理事 津島克正

9月8日・9日生田コース 10日松戸歯学部特別講義 生田コース

9月8日9日生田コースを東京の都市センターホテルで開催しました。主催は(株)ササキさんです。参加された方は、新規の方が10名で、再受講の方が2名でした。皆さん、東京都内の方ではなく、関東一円からお集まりいただきました。質疑応答等も活発で非常に熱心に聴いていただくことが出来ました。

頂いたアンケートもすべて、非常に良かったという事でほっとしております。今回は、特に歯周内科のお話の中でリアルタイムPCR法のお話を多くしました。これからの歯周病治療にとってリアルタイムPCR法による歯周病菌のDNA診断は欠かせないものになってくると思われます。生田歯科医院でも有効に利用しております。

INDIANA大学講習会

生田コースが終了した後、東京駅の八重洲口の会議室において、インディアナ大学の臨床教授になるための講習会を受講いたしました。日本のインディアナ大学のインプラントコースの責任者であるインディアナ大学名誉教授の押田良樹先生からの面接をうけ、今後のインディアナ大学の授業についての注意事項を受けました。非常に厳しいもので、4年間のインディアナ大学のコースを必ず休むことなく受講しないといけません。一回でも休みを入れてしまうと留年という事になるそうです。

来年の講習会や、色々な予定が、もうすでに決まっておりましたので急いで日程変更等を行いました。とにかく、インディアナの臨床教授を取得すべく頑張っていこうと思っております。

津島雄二元厚生大臣と会食

その講習会が終了後ただちに、銀座の方に移動して、研究会の代表理事になりました津島克正先生と一緒に、津島雄二元厚生大臣と奥様の園子様との会食に望みました。

今回の会食の目的は、10月の27日28日開催する日本口腔感染症学会に来賓としてご参加いただくことのお願いと、レセプションにおけるご挨拶をお願いするという事でした。

津島雄二先生は元衆議院議員で、長く日本の国政を支えてこられた方であります。歯科の現状や問題点についていろいろなお話ししましたが、歯科治療は外科処置が多いにも関わらず、除菌という観念・考え方がないという事について非常に驚かれていました。医療であれば、感染している菌を除菌する、若しくは菌を少なくして外科的な処置を行うのは当たり前の事ではないかという事で、そういうことが、なされていないという現状について非常に驚かれて、早急に改善していくべきではないかということを言っていただきました。

厚労省にもそういう働かきかけをしていただけるように確約をしていただきました。本当に、素晴らしい時間を与えて頂きまして、誠にありがとうございました。

松戸歯学部特別講義

9月10日月曜日、午後4時半から、日本大学松戸歯学部において、特別講義をしました。お誘いいただいたのは、歯周病科の小方頼昌教授です。教授のお誘いで、歯周内科について是非講義をして頂きたいということでした。松戸歯学部との関わりは、生化学・分子生物学教室の安孫子先生のもとで、研修生として5年間通わせて頂き7月2日に日本大学の学位を取得させて頂いたという経緯があります。

学位論文の審査をしていただいたのが、小方先生です。その時に色々とお話をして、是非松戸の方でも、特別講義をしていただきたいという事になったわけです。歯周病科の先生からお誘いを受けるというのは、非常に光栄なことであり、当日は朝から、1時位までホテルの部屋で発表内容の最終確認をしました。大学で講演をするという事で不安でしたけども、「信じるのは自分自身の患者さんの口の中で起こった現象だけである」という信念で講義に望みました。各科の先生や大学院生、そして歯周病科の先生方も多数参加して頂いて、お話をさせていただきました。90分間が本当にあっという間という感じでした。非常に熱心に聴いていただいてホッとしました。また、約30分間非常に熱心な質疑応答することが出来ました。

そのあとで、歯周病科の先生方と懇親の場を設けていただきました。3時間ほど私がやっているさまざまな治療の事について色々な質問を頂きました。若い先生方と楽しい時間を過ごすことが出来、とても楽しかったです。皆さん本当に熱心に勉強していらっしゃったので、これからの日本の歯科はもっともっと良くなると感じました。素晴らしい時間を与えて頂いた小方先生に心より感謝申し上げます。

お電話を架けていただける方を教えてください

全国の会員の医院の情報は下記のPDFファイルでご確認ください。

北海道・東北
【北海道】【青森】【岩手】【宮城】
【秋田】【山形】【福島】 
⇒北海道・東北のPDFファイル

関東
【東京】【神奈川】【埼玉】【千葉】
【茨城】【栃木】【群馬】【山梨】 ⇒関東のPDFファイル

信越・北陸
【新潟】【長野】【富山】【石川】【福井】 ⇒信越・北陸のPDFファイル

東海
【愛知】【岐阜】【静岡】【三重】 ⇒東海のPDFファイル

近畿
【大阪】【兵庫】【京都】【滋賀】【奈良】【和歌山】 ⇒近畿のPDFファイル

中国
【鳥取】【島根】【岡山】【広島】【山口】 ⇒中国のPDFファイル

四国
【徳島】【香川】【愛媛】【高知】 ⇒四国のPDFファイル

九州・沖縄
【福岡】【佐賀】【長崎】【熊本】【大分】
【宮崎】【鹿児島】【沖縄】  ⇒九州・沖縄のPDFファイル

リアルタイムPCRの利用例

リアルタイムPCR会員の皆様へ

こんな症例に困っていませんか?

「位相差顕微鏡でらせん状菌はあまりいないのにPが悪い」

こんな時こそ「リアルタイムPCR法」です!

国際歯周内科学研究会では歯周内科治療でジスロマックを投薬するかどうか決定する際に、位相差顕微鏡検査による「らせん状菌」の検出を重要な指標としています。

しかし、「らせん状菌」が顕微鏡で見当たらないにもかかわらず、歯周病の各種症状がアクティブな症例に出くわすことがあります。ジスロマックを投薬するか否か、非常に迷う場面です。実はそのような症例では、らせん状菌以外の細菌が関与していると考えられます。

<顕微鏡による菌の判定の可否>

歯周病原性菌レッドコンプレックス3菌種
Treponema denticola(T.d) らせん状菌 可能
Prophyromonas gigivalis(P.g)  短桿菌 不可能
Tannerella forsythensis(T.f)  桿菌 不可能
その他
Actinobacilus actinomycetemcomitans(A.a) 短桿菌
(侵襲性歯周炎の主な原因と考えられている)
不可能
Fusobacterium nucleatum(F.n)  桿菌 不可能

このように、位相差顕微鏡で見ているのはあくまでも菌の形態であり、様々な種類の細菌を特定することは困難なのです。しかしリアルタイムPCR法で細菌のDNA検査を行えば、歯周病関連菌5菌種の存在を定量的に調べることができます。

顕微鏡診(-)臨床歯周病症状(+)の症例にリアルタイムPCR検査(5菌種)を行い

  • いずれかの細菌が検出されたら、ジスロマックを投与
  • いずれの細菌も検出されなければ、ジスロマックは投与せず、通常の初期治療を行う

という流れになります。

またメインテナンス時に顕微鏡診と臨床歯周病症状が食い違う場合にも有効です。
このようにリアルタイムPCR法を利用することで、先生方も患者さんも納得の上、安心して治療を行うことができます。この様な症例には、ぜひリアルタイムPCR法を行ってください。

国際歯周内科学研究会  顧問 生田図南

Drワシザワの1日でわかる歯科ITセミナー

「歯科医師のためのホームページ200%活用術」
「速報・ホームページの広告規制について!!」

患者さんから医院の考え方や診療姿勢に共感して来院していただくために、こだわりや理念を明確に表現したホームページ制作が欠かせないと思います。そのようなホームページと最新のGoogleやYahooなどのキーワード広告を併用すれば、これまでの半分以下の低予算で驚くほど効果的な広告戦略が可能となります。この方法で、わしざわ歯科では対前年比13-25%の増患を達成しました。

しかしながら、一部の業者による常識を逸脱した派手な宣伝のせいで、我々が手にした医院の情報提供に関する表現の自由に広告規制がかけられようとしています。わたくしたちは医療人としての常識とプライドをしっかりと持ち、正しい情報提供を行えば患者さんの理解を得ることが出来ます。

医院でのIT活用の範囲は無限です。私たち歯科IT研究会とともに、IT化を武器にして、この厳しい時代を乗り切っていきましょう!!

HPを広告と見なさないのは困難な情勢(厚労省の見解)

そして、ついに厚労省からHPを広告と見なさないというのは困難になりつつあるという見解が出てしまいました。WEB依存度の高い先生方は、とにかく、事態を深刻に受け止め、相当な覚悟で取り組まないと大変なことになります。ぜひ、最新の情報に接して頂きたいと思います。

主なセミナー内容

● 正しいホームページ業者の選び方
● 集患効果の高いホームページとは
● ブログ型ホームページなら更新は超・簡単
● 即効性の高いキーワード広告・オーバーチュア
● SEO対策はテーマ別ホームページで
● 求人はホームページからが断然有利
● 30-40代女性の7割は携帯で歯科医院を検索

【2012年 後期講習会日程】

日程(日) 東京 大阪 主催
(歯科IT研究会)
2012年
第3四半期7月~9月
07月01日(日) 08月05日(日) 025-263-5500
09月02日(日) 10月14日(日) 025-263-5500
2012年
第4四半期10月~12月
11月11日(日) 12月02日(日)
【重要】12/2大阪定期→中止
025-263-5511

<東京会場>八重洲ホール(JR東京駅八重洲口5分)
<大阪会場>ホテル新大阪(JR新大阪駅東口1分)
その他会場は【ブログdeデンタル】で検索 
http://www.blogdedental.com

お申し込みはブログdeデンタルHPよりお申し込みください。

花田セミナー 『床矯正と歯周内科の新しい予防歯科』

2012年から本セミナーを受講後、床矯正研究会 (鈴木設矢先生主幹)へ入会できることになりました。

私は開業から12年間、患者さんのニーズに応えるために様々な取り組みをしてきました。そして最終的に、床矯正と歯周内科が医院に根付くことで、付加価値ではなく医療の本質で予防歯科に取り組めるようになりました。院長に依存する診療体系からスタッフが主体の診療体系へ移行することができました。また、保険収入のみに頼らない経営を行えるようにもなりました。開業当初は保険治療中心の歯科医院でしたが、その後、開業3年目で自費率40%を超え、現在では自費率が60%以上で安定しています。

〔セミナー内容〕

床矯正、歯周内科を中心に、はなだ歯科クリニックのすべてをお話します!

・予防歯科で大切なこと

予防歯科の鍵はコミュニケーション
歯周内科と虫歯予防

・ 臨床医による床矯正

歯列不正の原因を考える
バイオセラピーとメカニカルな治療
床矯正治療の実際・システム作り
各症例に対しての治療の流れ
床矯正研究会の考え方

・ これからの予防歯科、定期管理型医院

【2012年 後期講習会日程】

日程(日) 開催地 主催者 申込みFAX
07月22日 東京 カボデンタル東京 03-6866-7481
09月09日 北海道 玉井歯科商店 011-813-5680
11月11日 福岡 カボデンタル福岡 092-472-1844

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