経営フェア2016

テーマ「歯科衛生士採用と雇用」

 

この4月の保険改定で歯科衛生士の存在意義が非常に大きくなりました。
歯科衛生士を雇用できるかできないかが歯科医院経営の見通しを大きく左右する時代の到来です。

しかしながら、近年の歯科衛生士の採用の厳しさは以前とは比較にならないものです。
そこで歯科衛生士に採用と雇用維持をテーマにフェアを開催いたします。 

  • 現在歯科衛生士のなぜ採用が困難なのか。
  • 採用できている歯科医院は何が違うのか?
  • 採用した衛生士が勤め続けるための要件。
  • その要件を維持するための経営資源をどう確保するのか。
  • 雇用時の補助金

 

雇用に不安をお持ちの先生方に「来たかいがあった」と思っていただける内容をまとめてお話しします。

 

講師:

ふたば社労士法人 中野真弓先生

ISIMP顧問 生田図南

ISIMP理事 福重真佐子

 

主催:株式会社Microexam(マイクロエグザム)

協賛:一般社団法人 国際歯周内科学研究会

日時:2016年7月24日 10:00~16:00

場所:TKP新大阪ビジネスセンター

〒532-0011

大阪府大阪市淀川区淀川区西中島5丁目13−9
新大阪MTビル1号館

受講料:21,600円

申し込み:会報に同封の申込用紙をご利用ください。

第7回国際歯周内科学研究会秋季カンファレンスを終えて

2015/11/18

大会長 森浦 弘行

今年で第7回となりました国際歯周内科学研究会秋季カンファレンスは、秋晴れのもと大阪城を眼下にするOBP(大阪ビジネスパーク)内のクリスタルタワー20階会議場で行われました。

OBP(大阪ビジネスパーク)内のクリスタルタワー

OBP(大阪ビジネスパーク)内のクリスタルタワー

当初75名の定員で募集を開始しましたが、早い段階でキャンセル待ちとなり、急遽定員を100名といたしました。それでも希望された先生方の全てをお受けする事ができず、大変申し訳ない気持ちで一杯です。会員の皆様の歯周内科に対する熱い思いを感じる事ができました事、心より感謝申し上げます。

カンファレンス前半は中国上海にあります同済大学の歯学部附属病院院長、王佐林先生の「上顎臼歯部のインプラント修復」についての御講演でした。

歯学部附属病院院長、王佐林先生

当研究会にとりまして、初めての海外演者による講演です。中国の歯科医療の著しい発展を目の当たりにする思いでした。

午後からは、カンファレンステーマ「Back to the 歯周内科」の通り、3講演全てが内部講師による歯周内科に絞った内容となりました。

代表理事の津島克正先生には、演題「歯周内科治療長期症例報告」除菌後10年間のリアルタイムPCR検査での追跡調査の御講演。 

代表理事の津島克正先生

当会常務理事の生田図南先生には「歯原生菌血症」との演題で御講演いただきました。

生田図南先生

最後に評議員をされております米崎広崇先生は演題「歯周内科治療現在までの取り組みと次の一手」の御講演でしたが、数々の問題に試行錯誤を繰り返し、真正面から、正に格闘し続けた先生のお話でした。若林歯科主任衛生士、山脇 明夏さんのお話も素晴らしかったです。  

米崎広崇先生

若林歯科主任衛生士、山脇 明夏さん

いずれもリアルタイムPCRのスムーズな導入と運用の実際について、大変参考となる素晴らしい御講演でしたので詳細を是非DVDでもご覧ください。 

最後に理事の先生方、サポートしていただいた評議員の先生方、運営に携わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。

第7回国際歯周内科学研究会秋季カンファレンスを終えて

第14回学術大会

2016年総会案内

2016/04/17

会場 東京コクヨホール

大会長 武藤直広大会長  武藤直広

会員の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。次期、総会の大会長を務めさせていただきます。評議員の武藤直広でございます。

今回、理事以外の大会長となる初めての総会です。

盛況な大会になるように精一杯頑張っていく所存ですので皆様よろしくお願いいたします。 

ここ数年、会員の数も2000名を越えようかという勢いで増加しており、歯周内科治療のベテランの先生もいらっしゃいますし、最近始めたばかりの先生もいらっしゃいます。

そう言った研究会の実情からも改めて原点に帰るという形で今年度の秋季カンファレンスでは「Backto the 歯周内科」~歯周内科治療の再構築~というテーマのもとに大成功に終わりました。

そこで次期総会のテーマは・・・

「歯周内科治療、一歩前へ!」

ということでしっかりと歯周内科治療のことを勉強しつつ、さらに一歩前へ会員の皆様が進んでいけるように、プログラムを組んでいきたいと思います。

次期総会は2016年4月17日(日曜日)に東京品川にありますコクヨホールにて第14回総会・学術大会が開催されます。

現在、神奈川県開業でトータルヘルスプログラムでご高名な辻村傑先生、ジスロマック応用の第一人者として名高い鶴見大学歯学部の五味一博教授のご登壇が決定しております。

辻村傑 先生辻村傑 先生

先日の秋季カンファレンスにて愛知県豊田市開業の米崎広崇先生の「歯周内科治療の次の一手」ということで顕微鏡、リアルタイムPCR他の色々な情報を基にして歯周治療に当たるというT-methodを取り入れてとても成果が上がっていることを講演していただいたことは記憶に新しいと思います。そこで、歯周内科治療の次の一手としてのT-methodとはどんなものか?

どのように考えて歯周治療を行っているのか?をより深いところまでの理解を得れるように実際に辻村先生にご講演をしていただく予定になっております。

 

鶴見大学歯学部 五味一博 教授

鶴見大学歯学部 五味一博 教授

また、鶴見大学歯学部の五味一博教授にはジスロマックの最新の知見をお話ししていただく予定となっております。

歯周内科治療にとってジスロマック他抗菌薬は患者さんの口腔内細菌叢を変化させるために非常に使うことが多い薬剤ですから最新知見を知ることは非常に有用なこと間違いないと思います。

総会前日セミナーの開催はまだ未定となっております。昨年まで開催されておりました、認定医取得セミナーの開催はなくなることが決定しております。何か会員の皆様の利益につながるような企画を考えておりますので今しばらくお待ちください。

今回は初めての企画として国際歯周内科学研究会の顧問であられます藤本孝雄先生より「来年度の総会の前にゴルフしましょう!」というお話をいただき、ISIMPゴルフ藤本杯として前々日の金曜日に藤本先生とゴルフをするという企画も誕生しました。場所は名門小金井カントリー倶楽部で、藤本先生が5パーティー押さえてくださいました。

理事の先生方の参加も決まっており、参加可能人数が15人と限られておりますが、藤本先生と小金井カントリー倶楽部という名門をラウンドできるというまたとない機会です。是非ご検討ください。

研究会として会員の皆様の利益につながるように来年の総会を準備してまいります。来年の4月、会員の皆様とコクヨホールでお会いできるのを楽しみにしております。多数の参加お待ちしております。

夏の経営フェアを開催しました

2015/07/26

大会長 福重真佐子

去る7月26日、夏の経営フェアを東京両国の国際ファッションセンターにて開催しました。台風が九州に接近し、東京は35度を超える酷暑の中、多くの受講生にお集まりいただきました。

国際ファッションセンター

国際ファッションセンター

暑さにかすむ東京スカイツリー

暑さにかすむ東京スカイツリー

午前は小林宏様による「クレンリネスとチームビルディング」と題する講演でした。

「クレリンネス」とは汚くなる前にきれいにする予防清掃のことです。
常に医院をピカピカに保つ最強チームを育成する秘訣を教えていただきました。 

小林様講演

小林様講演

午後のトップバッターは、アジアに詳しい鷲沢直也理事が「勃興するアジア、没落する日本」という題で、日本の行く末、アジア各国の将来性などについて詳説しました。

今後、確実に起こる危機を目の当たりにして、経営者の皆さんは色々と感ずるところがあったのではないでしょうか。

また、10月に行われる上海デンタルショーを含む視察ツアーについてのご案内も行い、受講生にはデンタルショーに関するガイドブックを配布しました。

鷲沢直也理事講演

鷲沢直也理事講演

上海デンテクサバイバルガイド

上海デンテクサバイバルガイド

最後は「歯科保険診療と指導・監査」 という題で日本大学本部総合科学研究所 教授 新原英嗣先生よりお話しいただきました。

いわゆる社保講習会なのかと思いきや、さにあらず。日本の未来という大きなテーマのもと「マイナンバー」「ビッグデータ」「医療保険制度の方向性」など、今後の歯科界に直撃を与えるであろうキーワードを解説してくださいました。

当研究会会員の先生方は、診療で長期的に良い結果を出し続けているので、この大変革は大きなプラス要因になるのではないかと感じました。

日本大学本部総合科学研究所 教授 新原英嗣先生

三名の講師をお招きし、様々な角度から医院経営を見直すことができ大変有意義な一日を過ごすことができました。

開催にご尽力いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

秋季カンファレンス 2015

秋季カンファレンスのご案内

日にち:2015年10月18日

会場:大阪 ビジネスパーク クリスタルタワー

第7回秋季カンファレンス会報

10月18日の大阪カンファレンス追加募集も満席になりました。

お申し込みは⇒

ダウンロードして FAXしてください

秋季カンファレンス 2015

 

王 佐林先生

(上海 同済大学歯学部附属病院院長)

王 佐林先生

演題「上顎臼歯部のインプラント修復」(仮題)

インプラント修復の中でも特に上顎臼歯部のインプラントについて、現代中国の最新知見をお話しします。

生田図南先生

(国際歯周内科学研究会 常務理事 熊本県天草市開業)

生田図南先生

演題「歯原性菌血症」

歯周病に限らず口腔内の様々な感染と炎症を総合的にとらえる「歯原性菌血症」という概念、カリエス原因菌を対象とするリアルタイムPCRの開発状況、3DSの症例提示、深い理解を得るための患者への説明など、歯周内科周辺で起こっている新たなムーブメントについてお話しします。

津島克正先生

(国際歯周内科学研究会 代表理事 青森県五所川原市開業)

津島克正先生

演題「歯周内科治療長期症例報告」

~除菌後10年間のリアルタイムPCR検査での追跡調査~

10年間に渡る長期症例を追ったデータを提示の上、歯周内科治療の長い目でみた真の実力を供覧します。また、リアルタイムPCR検査の結果をどう解釈し、どう使うかについてもお話しします。

米崎広崇先生

(国際歯周内科学研究会 評議員 愛知県豊}市開業)

米崎広崇先生

演題「歯周内科治療現在までの取り組みと次の一手」

※演題変更となりました。

歯周内科治療を行ったにも関わらず顕微鏡的あるいは臨床所見上の改善が認められない患者さんに出会った時にどうすれば良いのか。再発に対してどう取り組むべきか。試行錯誤を繰り返し、格闘し続けた先生のお話しです。リアルタイムPCRのスムーズな導入の為の説明、運用の実際についてもお伝えいただきます。

会場のご案内

大阪クリスタルタワー

クリスタルタワー所在地

〒540-6020 大阪市中央区城見1-2-27

TEL:06-6949-5151

国際歯周内科学研究会 第13回学術大会 名古屋市吹上ホールにて開催

2015年4月19日(日)に「バイオフィルム」をテーマとし、当会の学術大会として初めて名古屋の地で開催されました。

国際歯周内科学研究会 第13回学術大会 名古屋市吹上ホールにて開催

開会前、朝の準備段階から中部地区の先生方と各医院のスタッフの皆さんの熱気で一杯です。

開会前

大会長の挨拶のあと、当会顧問藤本孝雄先生のご挨拶をいただきました。研究会の目指す方向性が間違っていなかったことを改めて確認できました。

大会長の挨拶

当会顧問藤本孝雄先生のご挨拶 

特別講演1 「う蝕予防の最前線 ~バイオフィルムの観点から」

特別講演1

花田信弘先生(鶴見大学歯学部探索歯学講座教授)より先生の教室での研究内容から臨床までの多岐にわたる講演をいただきました。口腔内の細菌のコントロールがいかに全身の健康にとって重要であるか、を再認識しました。

特別講演2 「デンチャープラークコントロール」

特別講演2 「デンチャープラークコントロール」

濱田泰三先生(広島大学名誉教授 日本義歯ケア学会理事長)より義歯性プラーク除去の重要性についてのお話。

40年前の日本には“デンチャープラーク”や“義歯性口内炎”という概念すらなかったことにびっくりしました。

今現在販売されている義歯洗浄剤や裏装剤のほとんどの開発に携わっていらっしゃった、ということ。

臨床にしっかり生かせる内容を教えていただきました。

理事講演 「ユニット内部の水汚染について」

理事講演 「ユニット内部の水汚染について」

津島克正先生(国際歯周内科学研究会代表理事)よりユニット内部に流れる水の中には水道水の基準値をはるかに超える細菌が検出される、ということをデータとともに示していただきました。

その対処法についても、自院での取り組みを例に講演いただきました。

ポスターセッション(お昼休み)

ポスターセッション(お昼休み)

お昼休みの時間を利用し、7医院の歯周内科治療への取り組みをポスターにて発表です。

セッション開場は人・人・人! 活発な議論が行なわれており、会場は熱気に包まれていました。

特別講演3 「集団微生物学のすすめ ~微生物も群れて会話する~」

特別講演3 「集団微生物学のすすめ ~微生物も群れて会話する~」

特別講演3 「集団微生物学のすすめ ~微生物も群れて会話する~」

野村暢彦先生(筑波大学大学院生命環境科学研究科教授)より、“バイオフィルムの形成過程”を動画にて目に見える形で示していただきました。

まさに「百聞は一見に如かず」。生まれて初めて見る動画に参加者の目は釘付けになりました。

個々の細菌のみならず、集団になっても“意思を持つ”かのようなバクテリアの魅力にひきこまれた素晴らしい講演でした。

認定医&認定衛生士授与式

今回は認定医15名、認定衛生士16名が誕生しました。みなさんおめでとうございます!

認定医&認定衛生士授与式

認定医&認定衛生士授与式2 

ポスターセッション授与式

優勝に輝いたのは塚本歯科クリニックのポスター発表でした。昨年に続いての優勝で2連覇達成です。

ポスターセッション授与式

ポスターセッション授与式2

ポスターセッション授与式3 

最後に司会の篠原先生より、来年の学術大会大会長である武藤先生の紹介があり、津島代表の閉会の辞へ。

閉会の辞

千島代表の閉会の辞 

大盛況のうちに終了した名古屋学術大会となりました。

大盛況のうちに終了

大盛況のうちに終了2

大盛況のうちに終了3

2014年 第6回秋季カンファレンス報告

10月19日(日)、東京田町のグランパークカンファレンスにて第6回秋季カンファレンスが開催されました。 

2014年 第6回秋季カンファレンス報告

今回のテーマは「カンジダを考える」。

今回のテーマは「カンジダを考える」。

総勢84名ものご参加をいただきました。

鹿児島大学の上川善昭先生

まずご登壇いただいたのは、鹿児島大学の上川善昭先生です。前回ご講演の第10回総会での内容を踏まえ、注目の新商品、短時間でナノ銀コーティングを行える『ピカッシュ』のお話しをいただきました。

昼食休憩を利用して、井原大会長より「医管(歯科治療総合医療管理料)」と、それに伴う救急救命薬品の購入、病診連携などについて説明がありました。

井原大会長

午後は福重真佐子副代表理事より、消毒滅菌のアップデート情報。を、そして午後の第2弾は常任理事に戻られた生田図南先生にリアルタイムPCR検査の現在と今後の展望、そして蛍光顕微鏡の使用方法を、動画を交えてご解説いただきました。

福重真佐子副代表理事

生田図南先生
そして最後に帝京大学医真菌研究センター安部茂教授より、「口腔及び消化管酵母としてのカンジダと健康保持」についてご講演いただきました。

帝京大学医真菌研究センター安部茂教授

まだまだ解明されていない部分も多いとはいえ、今回の上川先生、安倍先生からのお話で、カンジダと全身の健康状態との関わりが、より深く理解できた一日となりました。

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大会長 井原 雅人

(今回の秋季カンファレンスの内容はDVDにてご覧いただけます。購入希望の方は事務局まで御一報ください。)

2013年秋季カンファレンス開催

第5回秋季カンファレンスが開催されました

10月27日(日)、東京八重洲ホールにて秋季カンファレンスが開催されました。台風27号が直撃するとの予報で開催が危ぶまれましたが、幸いにも進路が逸れ、無事開催の運びとなりました。70名規模の行事だったにもかかわらず、一人の欠席者もなく開催できたことは研究会の先生方の熱い思いの現れであると考えております。

2013年秋季カンファレンス開催

【講演内容】

顧問の生田図南からは「自費治療におけるリアルタイムPCR検査の活かし方 -マウスピースを併用した歯周内科治療に関して-」との演題が出されていましたが、実際にはより幅広いトピックスが扱われ、参加者の臨床に役立つ内容をご提供できたのではないかと考えます。

続いて会員講演としまして岐阜県都クリニック院長の鎌田泰道先生より「歯周内科治療におけるリアルタイムPCR法の活用」の演題で歯周内科治療および、リアルタイムPCRをいかにして自院に取り入れていったか、そしてその結果医院の経営がいかに向上したか、について驚くべき数字を示しつつお話しいただきました。「歯周内科は患者さんを幸せにすると確信」「PCRは最高のエビデンス」との言葉に多くの参加者が深くうなずいていました。

また、続いての会員講演としまして愛媛県かまくら歯科院長の鎌倉聡先生より「インプラント治療におけるリアルタイムPCR法の活用」の演題で御講演いただきました。

「年間多くのインプラントの埋入を行っているが、PCR検査を事前に行い、歯周治療をオペの前にしっかり行うことでインプラント周囲炎に対する不安が少なくなる。」という言葉にはインプラント医ならではのリアリティーがあり、会員の歯周内科治療に対する自信を深める内容でした。

2013年秋季カンファレンス開催2

昼食をはさみ、午後の理事講演は当会理事である塚本高久が担当いたしました。演題は「続・菌の種類を考えた歯周内科の次のステージ」。前半部分ではいままでの「ジスロマック+ハリゾン」のみの歯周内科治療から、リアルタイムPCR検査を行うことで初めて可能になった「新・歯周内科治療」というべきものをご紹介しました。歯周内科は顕微鏡とリアルタイムPCR検査を併用することで、感染症の治療原則に則ったより科学的な治療法に進化しました。また後半では会員に自分で考え、積極的に参加してもらうことを目的に、問題提議として、検査法に関する疑問を示したり難治症例の供覧を行ったりしました。

塚本高久先生の演題

リアルタイムPCR法を用いた新歯周内科治療の導入により、従来型の歯周内科における難治症例の多くが克服され、歯周内科の治療精度は飛躍的に向上しました。その様子は下記の通りです。

 

難治症例の数

従来型の歯周治療 ≫ 歯周内科治療
> 新・歯周内科治療

 

しかしながらまだまだ改善の余地があるのです。当会は会員と力を合わせて今後もこの問題に取り組んでまいります。

最後の講演は塚本理事の医院である塚本歯科クリニックに勤務する衛生士、竹川綾香氏の発表でした。「塚本歯科クリニックにおけるリアルタイムPCRの実際」との演題で、リアルタイムPCR検査を行う際の実際の手順や注意すべき点など、動画を交えて詳説しました。また歯周病菌の再発には「プラークコントロールレコード」と「定期検診の間隔」の2つの要因が深く関係する、という興味深いデータも示されました。

塚本歯科クリニック勤務の衛生士、竹川綾香さんの発表

今回の秋季カンファレンスにおいて、お二人の会員の先生方の発表のレベルが非常に高かったことが印象的でした。今後も継続して会員の先生方にご協力いただき、有益な情報を共有する場を設けていきたいと考えております。

生田図南先生

秋季カンファレンスの様子

第5回 秋季カンファレンス大会長

山下 剛史